最高の仕事とは最高の自分で自由に表現すること。





先日、自由人な夫(お寺の住職です)が
お坊さんとして約30年続けてこられた理由
は、プライベートの時間で自分を自由にして
バランスをとっていたということをお伝え
しました。

自由人なお坊さんが一つの仕事を続けてこれた理由に、

主人は、オフの日にDVDを大量に借りてきて
それをひたすら観ることで自分を解放している
のだと。



昨日、そのことを率直に聞いてみたところ
DVDを観ている時ではなく、仕事において
自由を感じているんだ
と教えてくれました。

今回はそのことについて書いてみたいと思います!



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一つの仕事を完全燃焼している

主人の仕事は、家族だけの小さな法要から
会社規模の大きな葬儀まであります。



主人はお坊さんとして
「このお坊さんにお経をあげてもらえてよかった」

と思って頂けるような仕事を心がけてきたそうです。



お経って、誰でも同じではないんだ・・。



ちょっと一般人には、その違いが
よくわからない???ですよね。



そう、ただ単にお経をあげているわけではないということ。



主人に関しては、儀式の最中、
目に見えない世界とつながることができる
お坊さんです。

ある意味特殊なので、考え方もちょっと
変わってるかもしれません。



葬儀中にまだ死にたくないという魂には
亡くなったという事実を伝えて、
成仏させてあげることが仕事ですし、
法要でもまだ成仏していない魂との会話は
続くのです。

関連記事
お葬式でのお坊さんの役目とは?故人の魂は見えているの?



目には見えない世界なので、お坊さんが
どんなことをしているのかわたしたちには
わかりませんが、

主人は一つ一つの仕事を全力でやっています。



その仕事が小さかろうが大きかろうが
最高の仕事」をする。



じゃあ、その「最高の仕事」って
どういうことなのでしょうか?


仕事でワクワクする瞬間

まず、衣装に着替えたときにスイッチが入ります。



この瞬間、わたしも主人に触れることができなくなります。

それほど高貴な存在に感じて、
触れたら失礼に当たる気がするのです。

顔つきまで変わります。



そして人前へ出る。



この瞬間から夫はワクワクの世界へー。



歌手や役者さんが舞台に立つ時と同じ
感覚なんじゃないかなと思います。



主人には、人が絶対真似できない「型」が
あり、それは師匠や専門の先生方が
主人に伝授してくださったのだとか。

その「型」を長年磨いてきたのです。



歌手が自分の歌を、役者さんが演技を磨く
のと同じですね。



それを人前で披露するとき、
泡盛を一気飲みしたときのように
自分に酔っているのだとか。



この「自分に酔う」ことって、
仕事においてはすご~く大事だと思うんです。



でも、上っ面だけの技術では単なるナルシスト。



歌手が自分の歌声に酔う、
役者さんが自分の演技に酔う、
作家が自分の書いた文章に酔う、、、



自分に酔うほど、自分に自信を持って表現
しないと、人を感動させることはできない

ですよね。



自信を持てるようになるまでには、
何度も何度も何度も練習しているハズです。



修行僧の頃、
限られた人しか出られない法要があり、
その法要にどうしても出たいと思ったことが
あったそうです。

主人は、夜中まで練習してその限られた
人数の中に入ったらしい。

その時、人前に出ることの楽しさを知った、と。



「それ以来、人前でお坊さんとして仕事をする
ことが何よりワクワクすることで、
自分を自由に表現できる場所なんだ。

だから毎回、自分にできることを精一杯やって
完全燃焼しているんだ。」

と言っていました。



主人にとっての「最高の仕事」とは、
自分を自由に表現することであり、
最善を尽くすこと
なんですね。



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自由を満喫していた

「自由人とは、現状に縛られたくない、
常に変化を求め刺激のある毎日を過ごしたい人のこと」

そのイメージばかりを抱いていました。



それが進化すると、与えられた環境の中で
「自由」を満喫することができるように
なるんだなぁ・・。



これこそ究極の自由自在!



しかも、仕事の中で「最高の幸せ」を
味わえるところまで極めると、
仕事が楽しくてしょうがなくなるんですね。



仕事から帰ってくると、
本当に燃え尽きていて、疲れているのは確か。

その次の日は絶対に仕事や予定を入れません。
(緊急は別として)

そしてDVDを観る。
(DVDを観ているオレはバカなほうの
オレね!と念押しされた 笑)



DVDを観ているというか、ボ~っとしてる
という表現が正解らしいです。

というのも、
あらすじはほとんど覚えていないんだって!



そして次の仕事に臨むとき、身も心もリセット
されている
そうです。



会社勤めであろうとパートタイムで
スーパーの品出しをしていようと、

教師であろうと主婦であろうと、

仕事に対する思いを変えるだけで、
そこに「自分はプロ」だと意識を持つだけで
目の前の世界は変わると思います。



その作業をしている時間だけ、
「最高の仕事」をしてみてください。

その時きっと「理想の自分」になっている
と思います。



「最高の仕事」を繰り返していると
気がついたらものすごい変化を遂げている
かもしれませんよ。



主人は未だに自分の仕事に満足していない
のだそうです。

その姿勢があるからこそ次のステージが
また用意されるのです。

今に満足せず、常に高みを目指すことは
大事ですよね。。。



今日もお読みいただきありがとうございました☆

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